第11回いのちかがやく子ども美術全国展in Kagoshimaでは、これまでの展覧会を継承しつつ、子どもの育ちに寄り添う保育者にフォーカスする展覧会を企画しました。子どもたちが五感を総体として働かせ、絵的思考の中で豊かに表現するために、私たち保育者は一人ひとりの子どもの生きる瞬間に寄り添います。子どもと保育者が心を通わせ、互いを認め受け入れ、更には次へ励ますことによって、遊び=生活が深まり、社会性が生まれます。保育者は、常に自らの保育を問い子どもの成長発達にとってよりよい保育を見つけるために、真摯に向き合います。その姿勢が積み重なり実を結ぶことで、子どもの主体的な表現が輝きを増すのです。ぜひ、子どもたちの豊かな表現から、保育者の温かく柔らかなまなざしを感じて頂ければ幸いです。